弁理士ゆう~実務と勉強の雑感~

ひとり弁理士事務所における日々の実務の雑感

資格試験について(危険物取扱者試験)

唐突ですが、私は実益と趣味を兼ねて資格試験の勉強をすることがあります。

いままで取得した資格としては、弁理士以外では、宅建士やFP等があります。

 

その中で、昨年末に受験し合格した危険物取扱者(乙種第4類)試験の勉強等について書いていきたいと思います。

 

 

 

1.受験の経緯

受験の経緯ですが、「以前から興味があったから」と言ってしまえばそれまでですが、もう少し書いてみます。

 

普段、商標の他、特許業務もやっておりますが、基本的に機械、電気系の技術分野の特許の仕事をしています。

 

そこで、危険物取扱者試験に合格していれば、「化学も少しかじってます」というアピールができるのでは・・・という期待もあり、受験しました。

(直近の試験の申し込み期限日直前に英検に合格したので、やや勢いで申し込んだ側面もあります)

 

2.試験の勉強

勉強の期間は、1ヶ月くらいでした。

 

テキストは、『乙4類危険物試験 精選問題集』(鈴木幸男著・オーム社)を使用しました。

 

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このテキストはブックオフで500円ほどで買ってきたものです(他のテキストでも良いと思います)。

 

勉強の手順としては、はじめからテキストの問題(過去問に準拠した問題)を解いていきます。最初は答えを見ても構いません。

一回、問題を解いたら(読んだら)、二回目以降、問題を解くときは答えを見ずに解いていきます。

 

何度か解くうちに何回も間違える問題が出てきます。このように何度も間違えた問題に関連するテキストの解説文をチェックします(視覚的に記憶に残るように、適宜、テキストに赤ペンで書き込む等するのも有効かと思います)。

 

最近はYouTubeにも危険物取扱者試験対策の動画が多数出ているので、分からない科目は、こういった動画を参照するのも有効かと思います。

 

基本的には、「問題を解く→答えや解説を見て覚える→問題を解く→・・・」のサイクルの中で次第に解法が身についていきます(宅建士やFPの試験勉強も、この方法で合格しました)。

 

また、テキストの内容を全て暗記したり、問題集の問題を全て解けるまでになる必要はありません。3科目(「法令」、「物理・化学」、「性質・消火」)それぞれで60%以上正答すれば合格できる試験です。

 

3.試験結果

さて、このように勉強して臨んだ本試験ですが、結果は、

 

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<正答率>

法令:66%

物理・化学:70%

性質・消火:80%

 

法令はギリギリでしたが(法務の専門家として面目ありません!)合格でした。

 

危険物取扱者試験は、資格試験の中でも比較的合格しやすい試験だと考えられます。

しかしながら、一夜漬けで合格できる試験でもありません。

 

世の中には、「公認会計士」や「社会保険労務士」、技術系であれば「電験三種」等、難関とよばれる資格がいくつかあります。

いきなりこれらの難関資格に挑戦し一発合格することは素晴らしいことですが、簡単に達成できるものでないことも確かです。

 

一方で、少し難易度のある資格試験に挑戦し、これに合格したら少しずつ難易度の高い資格に挑戦していくというやり方もあります。

こちらのやり方によれば、少しずつ試験合格という実績を残していけますし、知識(視野)を広げることもできると考えられます。

 

私は昔、少し苦労して弁理士試験に合格しました。

その経験の中で感じたことの一つが上に述べたことでした。

現在、私は、英語や簿記の資格試験の勉強をしています。

多少、趣味的な側面もありますが、実務にも役立つと考え、取り組んでいます。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。

今日も良い一日を